座敷牢日誌

都落ちした元SEがソフトウェアやネット関連のことを書いています

「みんなのPython」を読み終えた後にやったらいいんじゃないかと思うこと

Python関連の書籍のなかで「みんなのPython」は特に入門用として人気があるようで、僕 も「みんなのPython 改訂版」を読んで覚えた。この本を読み終えたら何をしたらいいの か、プログラミングの初心者向けに考えてみた。

実際に使ってみる

当たり前の話だけど、実際に使って身につけるのが一番だと思う。Pythonの日本語公式サ イトに「既存のシェルをpythonに置き換えよ 」と書いてあるが、悪くな い方法だと思う。もちろんWindowsユーザなら「シェルなんか使ってねーよ」ということ がある。僕は定型的な、簡単な作業をPythonにやらせてみる、というのがいいんじゃない かと思っている。

例えば、次のような作業で簡単そうな部分をpythonに置き換えてみたらどうか。

  • Word/Excelを使った作業
  • メールに関連する作業
  • ブラウジングに関する作業

Word/Excelに関する仕事をPythonにやらせるというのは、例えばC#VBScriptでやるよう な、Excelアプリケーションを操縦するイメージである。「Python for Windows extensions」を使うと、COMアプリケーショ ンとして使えるオブジェクトがPythonから呼び出せるようになる。

' VBScriptの場合
Set excel = CreateObject("Excel.Application")

# Python for Windows extensionsでやる場合
excel = win32com.client.Dispatch("Excel.Application")

メールについては、例えば新着メールをチェックしたり、メールを自動送信するといった 作業程度であればPythonの標準ライブラリで十分対応可能だ。

ブラウジングに関する作業を自動化するというのは、定期的にどこかのサイトからの情報 を取得したりだとか、ダウンロードしたりといった仕事をPythonにやらせてみるイメージ だ。標準ライブラリに含まれているurlliburllib2といったモジュールでHTTPリク エストを飛ばして、BeautifupSoupでHTMLソースをパースするといった作業は朝飯前レ ベルの簡単さだ。

普段やっている簡単な作業のなかから、少しずつPythonのスクリプトに置き換えられるも のをピックアップするのはけっこう面白いし、リファレンスを読んだりライブラリを探す ことが日課にできるのでお勧めだ。

PyPIのライブラリを使えるようにする

Pythonの標準モジュール以外のライブラリの多くは、 「PyPI」で入手できる。PyPIで入手できるモジュール やパッケージは、easy_installpipを導入することで、コマンドライン上から検索 したりインストールすることができるようになる。

調べてインストールしておこう。外部ライブラリから欲しいモジュールを探すことを習慣 づけておくと作業を効率化しやすい。

組み込み関数を勉強する

組み込み関数とは、dir()type()といったモジュールをインポートしなくても使え る関数のことだ。「みんなのPython」に載っていない組み込み関数のなかにも実用レベル で便利なものが多くある。

知らなくても問題ないものが多いけど、リストやタプルのようなデータに関する組み込み 関数でコーディング量を減らせたり、リスト内包記法を使うより可読性が良くなることは あると思う。

# all関数はリストやタプル等の全ての要素が真と評価できればTrueを返す
>>> all([1,1,1,])
True
>>> all([1,1,0,])
False
# anyはリスト・タプル等に真と評価できる値が含まれていればTrueを返す
>>> any([1,1,0,])
True
>>> any([0,0,0,])
False

詳しくはリファレンスを参照。

知らない構文がないかチェックする

構文については「みんなのPython」で必要なものは網羅されているが、僕が読んだ「改訂 版」にはlambdaassert文が載っていなかった。知らなくてもPythonは使えるが、ど ちらも知っていたほうが便利だし、既存のコードを読むときとかでも役に立つ。

lambdaは無名関数で、assertデバッグに使用する。

Pythonのリファレンスの日本語訳は、この手のモノにしては高品質なので、時間があると きにだら見するだけでも気付かされることは多くある。

言語リファレンス

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