座敷牢日誌

都落ちした元SEがソフトウェアやネット関連のことを書いています

Linuxで履歴書を作る方法

一般的なLinuxディストリビューションで履歴書を作る方法をいくつか考えてみた。デス クトップ環境があることを前提としているので、それを良しとしないかたはお引き取りい ただければと。

LibreOffice(or OpenOffice.org)で作る

LibreOfficeを使って作る、恐らく最も一般的で、誰もが思いつく方法。

OpenOffice.orgのサイト で配布されている、履歴書用のテンプレートを利用する。

次のような利点が挙げられる。

  • 簡単である
  • 印刷イメージを想定しながら作れる
  • PDF出力が用意 (LibreOffice/OpenOffice.orgはデフォルトでPDF出力をサポート)

惜しいのはほとんどのテンプレートがWindowsをターゲットにしているため、フォント指 定がWindowsの「MS明朝」等になっていることだ。出力時には代替フォントに置き換えら れるようなので、それで問題ないこともあるかもしれないが。

そういう難点をクリアする手間を差し引いても、最も無難。

Webサービスを使う

サイト上で入力して履歴書をPDF出力してくれるといったWebサービスが多数存在する。使っ たことないし、今後使いたいとも思わないので、利点/難点は挙げない。

Latexで作る

自己満足度が最もありそうなのがLatexで作るという方法。

材料は揃っているが、Latexを利用可能にするまでの作業が大変だと思った。Ubuntu 10.10でLatexを使ったときは日本語向けに関連パッケージがまとめてあったと思うが、上 記サイトで手順を見る限り、履歴書のためだけにLatexを使えるようにするのは作業量が 多すぎる。

日常的にLatexによるドキュメント作成を行なっていれば、迷わずこれだと思う。

Inkscapeで作る

履歴書なんて入社時の面接以外で使ったことなどない。再利用することがあったとしても、 入社・退職や賞罰を書き足すくらいだと思うので、ベクターデータで保有しておいてもい いとは思った。

InkscapeAdobeイラストレータのOSS版のようなもの。履歴書用のテンプレートを配布 しているサイトがあったので、試してはみた。

Inkscapeを使い慣れている人にはいいのかもしれない。全く使ったことがない僕にとって は、カーソルを移動して文字を挿入してフォントサイズを変えて……、この繰り返しがか なり苦痛だった。

GIMPで作る

GIMPPhotoshopのOSS版のようなソフトである。履歴書などただの2枚の絵であると思え ば、画像データで保有しておいてもいいだろうとは思う。印刷時の品質が気になるけど。

残念ながらGIMPで履歴書を作る材料は見つけられず、Photoshop用ファイルでもあればと 思ったが、それも無かった。よって評価できない。

markdown/restructuretextで作る

markdownやrstといったマークアップテキストで書けたら、差分の管理が容易だし、テキ ストエディタで作ることが出来る。Latexで作るのとかなり近いメリットを得られると思っ たが、残念ながらこれらのマークアップをJIS規格の履歴書やそれを模したファイル形式 で出力するといった仕組みを見つけられなかった。restructuretextをPDF出力する仕組み はあるので、応用で頑張ればなんとかなりそうな気もするが、手間に見合うものではない と思った。

履歴書に時間をかけるべきではない

繰り返しになるが、履歴書の再利用性は低いと思っている。手間暇かけてドキュメントを 作り上げる喜びは確かにあるが、作り方そのものへの度を越した執着は時間の無駄だ。

個人的にはこのなかでは最も使い慣れているLibreOfficeで作るのが効率的だと思った。 イラストレータで仕事している人はそれを使えばいいし、日常的にLatexを使っているな らLatexで書けばいいというだけの話だと思った。もちろん手書きじゃなきゃダメと言わ れたら本末転倒なので、データでいいかどうかは予め確認して。